四柱推命の拱禄とは?5組の日時と填実の条件
拱禄の5組の日柱・時柱、間に拱する禄支、填実と月令の条件を整理し、収入や昇進を保証しない理由を解説します。
概要
拱禄は、同じ天干を持つ日柱と時柱の地支が、その天干の禄位を両側から拱する古典特殊格です。『三命通会』は5組を挙げ、月令と全局の支え、填実の有無まで確認するため、組み合わせだけで財運や地位を断定できません。
基本情報
- 確認位置
- 出生図の日柱と時柱
- 子の禄を拱する組
- 癸亥–癸丑・癸丑–癸亥
- 午の禄を拱する組
- 丁巳–丁未・己未–己巳
- 巳の禄を拱する組
- 戊辰–戊午
- 主な制限
- 拱する禄支を直接填実しない
- OpenFate エンジン
- 現在は未計算
古典に記された5組
癸亥日・癸丑時と癸丑日・癸亥時は、癸の禄位である子を間に拱します。丁巳日・丁未時と己未日・己巳時は午を、戊辰日・戊午時は戊の禄位である巳を拱する組です。
日干と時干が同じで、二つの地支が対象の禄支を挟むことが必要です。他柱に禄支があるだけ、日時の一文字だけが似る場合、または5組以外の並びは同じ規則になりません。
- 日柱と時柱を二文字ずつ照合します。
- 二支の間が共通天干の禄位かを逆算します。
填実を別条件として確認する
この格は、直接現れていない禄支を両側から拱する点に意味があります。命式内にその禄支が明示される填実では、欠けた位置を前提とする構造をそのまま維持できるか再検討が必要です。
大運や流年に対象支が来る場合を発動と見るか、填実による変化と見るかは流派差があります。原局の成立と後天運の作用を分け、採用した定義を明記する必要があります。
- 原局と大運・流年を同じ判定欄に混ぜません。
- 填実の定義と参照範囲を公開します。
月令と命式全体を先に評価する
原典は月令を見るよう求めています。日主の強弱、通根、喜用、十神、合冲刑害、日時関係の安定性がそろって初めて、候補格としての意味を検討できます。
現在のOpenFate八字エンジンは拱禄を計算していません。このページは原典の5組を検証可能にするもので、既存レポートに収入・職位の隠れた加点を加えるものではありません。
- 組み合わせを完成判定ではなく候補として扱います。
- 知識掲載とエンジン実装を明確に分けます。
「禄」は収入保証ではない
古代の禄は俸禄や官位、扶持を連想させますが、拱禄から隠れ収入、昇進、相続、安定雇用、資産形成を証明することはできません。職業適性の検査にもなりません。
仕事とお金の判断には、契約、収支、技能、市場条件、専門家の助言を用いてください。採用、融資、投資、税務判断にこの格を使うべきではありません。
- 古典名を金銭的な約束に置き換えません。
- 重要判断では現実の資料を優先します。
出典と編集方針
- 《三命通會》 (Sanming Tonghui)卷六「拱祿拱貴」:五組日時、拱取祿支、忌填實與月令扶助干支、十神、納音、神煞、多様な古典格局をまとめた歴史的な命理資料です。
- OpenFate 編集方法古典俸祿、官位語彙不得轉譯為現代收入、升遷或財務保證OpenFate は、決定論的な命式計算、伝統的な解釈、現代的な編集解説を分けて扱います。